あけましておめでとうございます。2010年01月01日

今年の目標は、そうですね、病気しないことでしょうか。
ロースクール担当してる限り無理だと思うけど。

今抱えている仕事はですね、えーと、
(1)定期試験の作問
(2)来年度のシラバス
(3)某オンライン学習用テキストの手直し
(4)某論文集への寄稿
(5)紙媒体の教科書の原稿その1
(6)紙媒体の教科書の原稿その2

こんなところでしょうか。その他表に出せない秘密の仕事が三つばかりか…。はぁ。一個一個が重いしなあ。(2)だって、今までのやつの丸写しというわけにはいかなくて、コアカリキュラム案が出てるのでそっちとの摺り合わせを検討しつつという話なので、結構がっつりした仕事になりそうだし、あと、実家に置いてある僕の本の片付けとかも至急しなくちゃならないし。いろいろ考えると気が狂いそうなので、考えないようにしてます(<ヲイ)。

で、そんなわけで、今日の午前中は朝食でお屠蘇を飲んじゃったのでいきなり使い物にならず、文楽「義経千本桜」の通しの中継一日目を見てました。義経千本桜っていうと、歌舞伎で、すし屋と渡海屋と狐忠信のいいところしか見たことがなくて、どうも全体のまとまりがない話だなあという印象が強かったんですが、序でいろいろと伏線が張られていくのを見て、あれこれ納得しました。
 例えば忠信が狐であること自体は最初から観客にはわかっていることになっているとは知りませんでした。義経は忠信に「今からお前は源九郎義経と名乗って敵を欺け」と命令するんですが、あれも忠信が狐であることを知りつつ静御前を守らせるために名を与えたんでしょうか。
 それと二段目が渡海屋のくだり(「碇知盛」ですな)なんですが、歌舞伎と比べるとちょっと間延びしていて辛いです。それに知盛がこんな目にあうのも清盛の業ってことで納得しちゃうのはさすがにどうもこっちが納得いかないんですけど、お芝居と違ってそもそも知盛は幽霊(らしい)っていう設定というかそういうハラで演じるものらしいのでしょうがないですか。幽霊に理を説いてもあんまり聞き分けてくれそうにないしな。

あ、あと昨日のことだけど、ラン・ラン凄い。バルトークが楽しく聴けるなんて!ショパンの「英雄」にもビックリしたけど。ピアノが馬になって、ラン・ランに操られてパカランパカランと走って行きそうだった。

橡川一族大集合2010年01月02日

と言っても総勢8名だが、昼間からワイン飲んでおせち食べて「橡川」でググると僕も出てくるし父も出てくるし姪も出てくるし兄も出てくるけど、現代舞踏の人って誰?たぶん親戚だけど誰も知らないし、とか、そうか幼稚園も私学共済なのかとか、今年はしょうがないから学連選抜の応援してるとかいうような四方山話に飽きると、どこかの美術館で買ってきたという「家紋カルタ」とか大貧民とかでひとしきり遊んだ後はまた珈琲にしましょうそうしましょうとダラダラとお菓子を食べ、少し休んでこんどはお刺身で晩ご飯、といったような調子で一日が暮れたのであった。

しかし名字が珍しいと目立つので、ちょとしたバイト先とかでもあれはあんたの親戚かと問い詰められたりするらしいので、悪いことはできませんな。

新春放談2010年01月04日

TFMその他で毎週日曜日2時から放送している「山下達郎 サンデーソングブック」の名物企画、大瀧御大との『新春放談』。今年も聴きました。

一番最初の新春放談は大瀧御大の「最新アルバム」(笑)EACH TIME発売直前だったそうです。なぜ(笑)が付くかというと、1984年のことだから。大瀧師匠は、結局90年代には2曲、00年代には1曲しか曲を作っていないそうで、「これは10年代には0ということを示している」とか言って達郎師を呆れさせていました。

84年の新年っていうとあたしは学部3年生でしたけど、この第1回新春放談は下宿で聴いていました。当時の番組は、局からして違っていて、NHK・FMの「FMサウンドストリート」でしたが。1回だけのゲストのはずが話が全然終わらなくて、結局、1月の4回全部を使うことになったんじゃなかったかな。(いや、それは翌年の第2回だったか?)話の中身はすっかり忘れちゃったけど、なにしろ細川隆元の『時事放談』がタイトルの元ネタになってるくらいだから、業界的にヤバイ話題満載で、ゲラゲラ笑いながら聴いていたことだけは覚えてます。時期的には定期試験の準備とか民法4部のレポート書きとかしながらでしょうか。

しかしあの部屋は、今でも思い出すくらい寒い部屋だった。だいたいまがりなりにも東京都多摩市にありながら水道管が凍って午後までトイレが使えないとか、あり得ないだろ。(午前中にどーしてもウ○コしたくなって、駅まで10分、走るように歩いて、駅前の商業ビルのトイレに飛び込んだこともあった。)

と、話がとりとめもなくなってくるのは、年末から酒浸りだからですね。
もう十分飲みました。一年分くらい。(量にしてワインを瓶1本くらいとコニャックを小さなワイングラス一杯分くらい。)年末年始4日間の量としては明らかに飲み過ぎです。もう当分飲みませんので、誘っても無駄です。って書いたそばから思い出したけど、そういえば中野の福ちゃんとまた会うな…。

フランツィスカーナー2010年01月13日

まあ、そんなわけで、また中野の福ちゃん達と飲んだりしたわけですが、しかし酒飲みの人っていうのは凄いよね。連夜に酒飲んで、昼間はちゃんと仕事してるわけですからね。(いや、あんまりちゃんとしてない人もいたな…。)それと、23区内の大学に勤めてると、余所の大学の先生から「今、荒木町で飲んでるんだけど」みたいな電話が研究室に普通に掛かってくるらしい、というのも、今さら知りました。まあ、それは呑兵衛の某先生限定かもしれんけど。またはそういう電話をかけるのは、某大学の市ヶ谷キャンパスを「荒木町キャンパス」に改称したいなどと口走る某先生だけかも。

あと、酒飲みの凄いところは、いろいろ店を知ってること。 これは福ちゃんじゃない先生の御紹介で行ったのですが、御茶ノ水の神保町交差点のところにあるFranziskaner というドイツ料理とビールのお店がありまして、落ち着いた雰囲気だけど閉鎖的ではない感じの良いお店で、つまみも美味しいのですが、なによりそこで飲ませていただいたその名もFranziskaner WeissGoldというビール(バイエルンのビールだそうです)が滅茶苦茶に美味しいビールで、私は、飲み干すまで全部美味しいと感じるビールに生まれて初めて出会いました。H大のF先生は、ドイツでの在外研究期間中、これを毎日2リットルずつ飲んでいたそうですが、気持ちはわかります。(だけどF先生、痛風には気をつけた方が良いと思う。)

ただ残念なのは、やっぱり美味しいのとアレルギーとは別だっということで、家に帰った後、ばっちり腹を下したのであった。(ビールを一定量以上飲むと数時間後に必ずやーらかいウン○する羽目になるのです。)

シラバス2010年01月22日

あれ? 締め切り、今日だっけ? なんとなく2月だと思ってた。
まあ、今日締め切りだってわかっていても、書く暇はずぇんずぇんなかったんだけどね。ていうか、それより優先順位の高い仕事が次から次へと横から入ってきて今日に至る、って感じ。

ところで、一昨年の第三者評価で大学基準協会から「教員によってはシラバスに各回のタイトル程度の情報しか書かれていない」と怒られたわけですが、どうみても商法のことですどうもありがとうございました。だけど、えーと、必修科目で担当教員が1人しかいないのにシラバスにもりもり各回の講義情報を盛り込む意味ってあんまりないんじゃなかろうか。だってシラバス見たところで、やっぱり履修やめましたって言えないんだもの。で、科目の履修内容の全体図なんて、基本書/参考書を読めばわかること(むしろ、そういうものを読まないとわからないこと)だし、各回の詳細な内容はeラーニング情報で子細に指示されるわけだし、シラバスに書き込める程度の情報(各回の講義毎に、講義内容を3~4個くらいの大項目に分割すしたもの)が一番中途半端で役に立たない情報なんじゃなかろうか。まあ、とにかく今年は時間切れで詳細まで書けませんどうもすみません。いや、締め切りは今日の昼らしいんですけど、他にもせっつかれてる仕事だの書類だの準備しなくちゃいけない勉強会とかありますし、ごめんなさい。